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これが手抜き工事だ!手抜き工事、その実態とは

まずはこちらの写真をご覧ください

ただの工事中の写真の様ですが、矢印の先に注目してください

矢印の先を拡大した写真がこちらです

わかりましたか?外壁の表面と目地の中で色が違っているのがわかるでしょうか?

実はこれ、目地の中を塗っていないのです

ここは2F部分です
近くで見ることができない部分なので表面だけをローラーで塗り、ローラーで塗ることのできない目地部分を塗らなかったのでしょう

しかも下塗り無しの一発仕上げです

明らかな手抜き工事です

次の写真も同じ現場です

こちらの写真はアルミ製の出窓の屋根です

白いつぶつぶが屋根にびっしりとついていることが分かると思います

これはローラーでの塗装時に飛散するスパッタという霧状の塗料です

私たちはこのスパッタによって汚れてしまうのを防ぐために塗装時には養生を行います

そうです、この業者は養生を行わずに塗装してしまったのです

ここの箇所も2F部分。通常、施主様はご覧になれない部分ですので手を抜いたのでしょう。

写真にはありませんが、1F瓦屋根にも塗料が大量に飛散したままになっていました…

別の現場の写真です
アパートの外階段ですが、錆と汚れがきてます
ただ錆びて汚れているだけならばもちろん手抜きなどではありません

それでは以下の写真をご覧ください

ローラー塗りをしているようですが、細部(細部とは言えない部分もたくさんありますが…)が塗り切れていません

最終点検をしなくても気付きそうな程、塗り残している箇所が多すぎます

そして先ほどの現場同様、下塗りが入っていないことが分かります

更に極めつけはこちら

施主様のお話ですと、前回塗装時はアパート外壁と一緒に階段まで塗られたとのことでした

この写真の矢印の部分、一般の方がご覧になるとわからないかもしれませんが

私たち塗装業者なら見てすぐにわかります

1枚目の針金の様な物、これは足場を設置する際に建物と足場を固定するのに使用する番線という針金のようなものです

本来ですと足場を解体する際に除去し、番線がぶつかっている部分(私たちはアタリと呼ぶ部分ですが)を仕上げに塗り込みます

そうです、この業者は番線すら残してしまっているのです

もちろんアタリを塗り込んでもいません

2枚目も紐状の何かがついています

こちらも一般の方はわからないかもしれません。これは足場に張るシートを固定するために使用するシート紐と呼ばれるものです

おそらくメッシュシートを階段に結束していたのでしょう

こちらも外すのもアタリを塗るのも忘れてしまっているようです

実はこの現場、番線3か所、シート紐2本が残されていました

ここまでくると忘れていたでは説明がつかない状態です

どうでしたでしょうか、実際ここまでわかりやすい手抜きはそうそう多くはないです

 

これから塗装をお考えの皆さまへ

 

手抜き業者を追い出す最大の武器、それは皆さまが塗装の正しい知識を持つことです


私たち業界側も今後手抜き業者を減らせるよう積極的に情報発信を行っていきたいと思っております。

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