施工事例

2回目のお塗り替えのお客様です。

前回塗装で光触媒を施工されておりました。光触媒は通常のシリコンやウレタン等の樹脂塗料と比べて塗膜が硬くなる傾向あるにも関わらず、下塗りが微弾性フィラーマスチック工法で行っていた為、下塗りと上塗りとの塗膜の硬度の差により、通常よりもクラックが出にくくなるはずのマスチック工法にも関わらず、クラックが多く発生していました。

以前は光触媒塗装を行った建物は一度光触媒塗膜を全て剥がさないと塗装はできないとされていましたが、最近では高付着型の下塗り剤が発売されたことから無機や光触媒にも対応できるようになりました。

このお客様のお宅の場合、工法の間違いによりクラックは多く発生はしていたものの、光触媒の効果で汚れはあまり出ていませんでした。この状態を保つ為に非常に汚れの付きにくいナノコンポジットＷでの塗装となりました。

以前は幕板上下で同色でしたが、今回は上下で色を分けたことと、ナノコンポジットＷの特徴である、艶のない上品な仕上がりとなりました。

また痛みのあった幕板は部分的に交換も行いました。